『飲める文庫』とはなんぞ?
- MMM
- 2017年10月30日
- 読了時間: 2分

10月27日は「読書の日」だそうです。
10月27日から11月9日までの2週間にわたり、読書を推進する行事が集中して行われる期間なんだそうです。知りませんでした。。
さて、そんな「読書の日」にふさわしい、あるものが発売されました。
キャッチピーは「飲める文庫」。
なんと太宰や漱石など、純文学の読後感を味わいで再現したコーヒーがリリースされたんです!
「文学の読後感を味で再現とはなんぞや?」思いますが、どうやって再現したかというと、今流行りのAIがここでも活躍しています。
文学作品に関する1万件以上のレビュー文を、コーヒーの味覚指標(苦味/甘味/余韻/クリア感/飲みごたえ)に変換した学習データを作成し分析したんだそうです。
「文学のうまみ、みたいなものを味で表現しようだなんて、よく考えたものだなあ」と感心してしまいました。確かに、読書中ってコーヒー飲む人多いと思います。読みながら飲んだら面白いだろうなあ。。。
商品化されたのはこちらの6作品。
■島崎藤村 著「若菜集」
■太宰治 著「人間失格」」
■夏目漱石 著「吾輩は猫である」
■夏目漱石 著「こころ」
■夏目漱石 著「三四郎」
■森鴎外 著「舞姫」です。
私は2冊くらいしか読んだことありませんが(しかも読んだのがあまりに昔すぎて内容もさだかでない。。。)普段もそんなに本を読むほうではないので「読むの大変だな~辛いな~」と思った記憶があります。なので私の読後感で分析したら、吹き出すほど「苦味」の濃ゆい味に仕上がりそうです。
この商品、アイデアも素晴らしいですが、パッケージがまた素敵じゃないですか?「人間失格」の表記が逆さになってる。人生コケてる感が出てますね。
読んでから飲むか、飲んでから読むか。
本を読んだきっかけがコーヒーだなんて、ちょっと面白いですね。
この文庫型ドリップパックセット、2,340円(税込)とちょっとお高めですが、読書好きの方のクリスマスプレゼントにいいかも知れません。
出典 https://www.fashion-press.net/news/34614