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ライブって撮影していいものなの?

  • MMM
  • 2017年11月27日
  • 読了時間: 3分

以前、あるアーティストのライブを観にいったときに、演奏中観客がスマホだかカメラをアーティストに向けて開始から終了までずっと動画撮影しているのを見ました。 小さなライブハウスだったので、特に咎める人もありませんでした。 私も何枚か写真を撮影しましたが、「観客はお金を払って観ているので撮影してもいいでしょ?」と思う反面「最初から最後までまるまる動画撮影はいかがなものか」とも思います。

好きなアーティストのMVやライブ映像がないか、私はよくYouTubeで探すのですが、誰でもYoutubeに落ちているものでもありません。 試しに画像検索をしたら、あるSNSから個人がアップした動画が結構沢山出てきて、簡単にダウンロードも出来てしまうので、うれしい反面、これっていいの?とも思いました。

割と今って撮影がOKなのかな?とも思ったのですが、 あるフェスの公式サイトでははっきりと「撮影禁止」と注意書きがありました。 にもかかわらずフェス開催日に観客が撮影した動画がSNS上に結構アップされていました。

ライブやコンサートの写真や動画の撮影の可否について調べてみると、やはり基本は撮影禁止となっているようです。 日本は撮影禁止なのに海外は撮影可が多く、日本でも解禁してくれという意見も多く見られます。

また、プロ仕様のカメラでなければ(スマホとかならOK)という場合もあり、あまりきちっとしたガイドラインみたいなものはないのだなと思います。

はっきりこうとは決まっていないので、各会場のアナウンスや良心に従え、という事でしょうか。

撮影は著作権侵害になるの?

そもそも撮影禁止の理由ってなんなのでしょうか?ライブやコンサートの撮影は著作権侵害になるのでしょうか。

ある文献にはこう書いてあります。 『演奏会の録音録画は著作物や実演の複製に該当しますが、私的使用のための複製(第30条)は認められており、この規定の範囲内で行われる複製であれば著作権侵害にはなりません。』

だそうです。法的にNGではないんですね。

また、ライブ写真をSNSで公開することそれ自体が違法なわけではないそうです。

しかし、主催者側としては、「複製物が商業的な利用をされるのを防止するため、会場管理者としての権限に基づき規制を設けている」そうです。 私的利用ではあれど、SNSやネットにひたとび流してしまえば、どのように利用されるか先は見えていますものね。

「肖像権」もあるよ

ちなみに人物の撮影には「肖像権」もあるので注意が必要です。 肖像権は、自分の肖像を勝手に撮影されたり、絵に描かれたり、加工・公開などの使用をされない、という権利です。 法律で定義されていないため、侵害しただけでは罪に問われることはありませんが、使用の差し止めや損害賠償請求がされる可能性はあります。 アーティスト以外の観客の映りこみなども注意を払わないといけないということですね。

実際のところSNSなどのネット上は無法地帯という印象を受けますが、ライブなどを観る際は、主催者の案内に従い、節度と良心をもって楽しみたいものですね。

 
 
 
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