キャッチコピーが気になる
- MMM
- 2018年1月17日
- 読了時間: 2分

先日都内に行く機会があったのでついでに美術展も観ようと上野の美術館集合地域を歩いていたら、こんなポスターをみつけました。 『アンデスってなんです?』
「きたきた、おやじギャグ」と思いましたが、ちょっとお堅いテーマの展覧会のイメージを変えてキャッチーにしていて面白いなと思いました。
ハッシュタグがついているのでツイッターで感想をつぶやく企画でもあるのかもしれません。
以前だったらお堅いイメージのチラシしか見たことがなかった美術展なども、最近は随分と広告のカラーが変ってきたなと感じています。
記憶に残っているものだと、数年前の笠間の陶芸美術館の企画展のチラシです。

『究極 かわいい。』 キャッチーですね。
陶芸というと、年配の方の趣味というか、古臭く少々お堅いイメージが浸透しているかもしれませんが、それを払拭し、敷居の高さが崩れ、若い層にも気軽に来てもらえそうなデザインだと思います。
出典:茨城県陶芸美術館 http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/meissen/index.html
ほかに記憶に残っているキャッチコピーといえば、
学習塾「スクールIE」の『やる気スイッチ』はすごいなーと思います。

誰もが感じているんだけど言葉として存在しなかった感情?思い?に呼び名をつけてしまった、おおげさに言えば発明に近いんじゃないかと思います。
ここから派生して『やる気スイッチ』という言葉がだんだん浸透して、はては広辞苑に載るような言葉になるのかな?なんて思ってしまいます。

ちなみにキーホルダーがあるみたいですね。
欲しいです。
出典:エキテン https://www.ekiten.jp/shop_6993783/flyer/flyer_5370/
他に何か秀逸なキャッチコピーがあるかなと思い探したところ、これぞという広告があったのでご紹介します。

第77回 毎日広告デザイン賞に入賞した「小学館」の広告です。
『こくご、さんすう、りか、せかい。』
「しゃかい」と「せかい」で韻をふんでるし、「社会」を学ぶことは「世界」を学ぶことと近いし、誰でもすっと理解できるキャッチーさですよね。
写真のイメージとも相まって、詩的で美しいとしかいいようがないです。
出典:【センスに脱帽】おもしろ広告・アイディア広告まとめ https://matome.naver.jp/odai/2137769270024834201/2137856676278423003
くすっと笑えるものから、ちょっと感動的なものまで、広告ってすごく考えてつくられているし、世相を反映しているなと思います。ひと昔前の広告と現在の広告とを比べてみたら、世の中がどう変化したかわかって面白いかもしれませんね。