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「世界のキッチンから」の「ステキ」に迫る

  • MMM
  • 2018年4月16日
  • 読了時間: 3分

先日、数年前に買った本をふと読み返してみました。 「美しいデザイン | 7人のアートディレクター その視点と考え」 という本です。

・今をときめく女性デザイナーたちが、

どのようにしてオリジナルなデザインを生み出しているのか

・作品をつくる上で大切にしていることなどが書かれています。

知っている人もいれば知らない人もいる。 7人のデザイナーの中で私が一番惹かれる

デザインをされいるのが「世界のキッチンから」シリーズの福岡南央子さんです。

なんとしゃれおつなドリンクだ!

「世界のキッチン」といえば、初めて店頭で出会ったとき「な、なんか、すごいシャレオツなドリンクがある!!」とテンションがあがったのを覚えています。

いろいろシリーズ展開されていますが、 「アップルモーア」とか「とろとろ桃のフルーニュ」とか、ほんとうに「うまそう」なんです。(実際美味しい) 夏は「ソルティライチ」が必ず店頭に並びますよね。

HPをみていたら「トマトのフリットスープ」とか「とろけるミルク杏仁」とか知らない商品も出ていて、ちょっとお店に走りたくなりました。

ただのしゃれおつじゃなかった

本を読んでみると、福岡さんがデザイナーを目指した動機や、会社の中でどのように仕事をすすめているのか、「世界のキッチン」のデザインがどのように生み出されたのか、さらにどんな子供だったか、その生い立ちについても触れていてとても読み応えがあります。

なかでも印象に残った部分があったのでご紹介します。

この商品はコンビニなどに置かれたときのことも強く意識して作られたそうです。 デザイン単独で成立するようなものはまったく考えておらず、競合商品と並んだときにどう見えるのかということを検証し作ったとのこと。 多くの商品が大声で存在をアピールしているなか、敢えて静かな語り口の佇まいにすることで、逆に目立たせるという意図のもとにデザインされたんだそうです。

なるほど「なんかオシャレ」で惹かれたのかと思っていたけど、明確に意図してつくられていたんですね。 「静かな佇まい」多分私はそこに惹かれたんだなと思います。

もう一点、工夫したこととして、 クライアントが伝えたいことを全部詰め込んでしまうと、情報量が多くなってしまい、せっかくの文章を最後まで読んでもらえない。

だから文章の中に絵や写真を入れれば、なんとか最後まで読んでもらえるかもしれない、たとえ読んでもらえなかったとしても、イラストや写真の効果で、イメージだけは伝えたい、という想いでつくられているそうです。

多分このことですね。 そういえば、私も文字をしっかりとは読んでいないかも。。。イメージだけでステキ!飲みたい!と思っていた気がします。。。

他にも、ロゴデザインは一発であっさり決まったが、パッケージデザインはものすごく難航したことなどが書かれていて、ひとつのプロジェクトが形になるまでの舞台裏を覗くことが出来、とても参考になりました。

さて、「とろけるミルク杏仁」買いに行こう。

出店 http://www.kirin.co.jp/products/softdrink/kitchen/

 
 
 
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