あなたには特殊な才能がありますか?
- MMM
- 2018年8月3日
- 読了時間: 2分
唐突ですが、あなたは文字に色を感じたことがありますか?
私はありません。
黒で書かれた文字は黒にみえますし、ピンクでかかれた文字はピンクにみえます。
あたりまえですね。
しかし世の中には、文字に色を感じたり音に色を感じたりと、不思議な能力を持つ人が実は居るらしいのです。
このような特殊な能力を「共感覚」と呼ぶそうです。
わたしも大人になるまで知りませんでした。
「共感覚」を持つ人は、子供の頃からそのような感覚が普通だと思って生きているので、自分が特殊な能力を持っていることに気づかない場合も多いそうです。
文字から色を感じたり、音を聴いて映像が浮かんだりすれば、デザインのイメージが浮かびやすくておトクなんじゃないかしら?なんて凡の凡の凡才の私は思うのです。
実際、デザインにかかわるようになって数名そんな人に会いました。
色々イメージが浮かぶのはいいのですが「脳内の情報量が多すぎてザワザワして困る」などと言っている人もいました。特殊能力があればあるで、不便なこともあるようです。
わたしは「共感覚」ではないのですが、数字を見ると一応「これは何色」と明確にイメージする事は出来ます。

だいたいこんな感じです。
なんでこんな明確にこの数字はこの色と振り分けることが出来るのか、私自信不思議に思いよくよく考えてみると、子供の頃使っていた積み木が浮かんできました。
子供の頃遊ぶときに使っていた積み木には、教育のためか数字が書いてありました。数字にはカラフルな
色がついていました。
脳内イメージにある数字の色ってこれなんじゃないかと思ったのです。
いまや捨ててしまって確認のしようもないのですが、8割くらいの確立で当たってるんじゃないかと睨んでいます。
幼児の頃の刷り込み記憶恐るべしです。
「共感覚」とは少し違いますが、絵を描く人で特殊能力を持っていた人だと、山下清さんが思い浮かびます。彼は普段は「ちょっとおつむがあれ」な枠の人なんですが、素晴らしい切り絵の作品を多く作っています。何かで読んだのですが、彼はおつむが少々あれな代わりに記憶力がとてつもなく高く、一度見た風景を
克明に覚えていて、それであのような緻密で素晴らしい切り絵をつくることが出来たのだそうです。
何かずば抜けて高い能力があるように見えることは、実は何かのおおきな欠損であったりする。
そんな事を誰かが言っていて、何が良いことで何が悪いことなのか、紙一重だなと思ったのでした。