デザイナーの「デ」の字も無かった頃の話 “情報発信はじめてみたけど、ネットは意外と飽きる”
- yuka
- 2016年8月16日
- 読了時間: 3分
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パソコンや携帯電話の普及と共に自分で情報を発信する事が「ステイタス」のようになり始めていた十数年前。
ネットで世界とつながれば自分という存在が勝手に“売れる”と思っていました。
でも実際始めて見るとどうでしょう。
自分の書いた文章や、作った物を発信しても返ってくる反応は多くたって片手で数えられる程度。
こちらからコメントを書いて友達になったり、送ってくれたコメントにマメに返信し、ちょこちょこ更新してもやっと両手で数えられる程度。
「インターネットって案外そんなものなんだな~」
と当時の私はがっかりしたものです。
その頃は無料で利用できるコミュニティサイトが流行っていて、そのコミュニティの中で自分のページを持てるような仕組みでした。
「ページを作れば勝手に人気者になっちゃうぞ!」と意気揚々と始めてみたわけです。
でも、それから少しして壁に当たってしまいました。
始めてみると同じような事を考えている人がネット上にはびっくりするほど沢山いる!
更新すると、コミュニティのトップに最新の記事として掲載されるの仕組み、これがまたすぐ他の人が更新するものだから…埋もれるのです自分の記事が。
「そんな中でどうすれば埋もれずに済むのか、もっと見に来てもらえるのか。」
当時まだ学生だったわたしは真剣に考え始めました。
【 埋もれない方法・もっと見てもらえる方法 】
① 更新の回数を増やす!(トップの最新記事に出る回数を増やす)
② いいなと思ったものには自分からコメントを書く!(仲良くなってページに来てもらう)
③ 見てくれる人になりきって書く!(好きそうなもの、言葉選び、字面、長さ、漢字の量)
④ 自分も納得する、好きな内容にする!(自分が良いと思わなければ、読む人も同じと思うべし)
⑤ 時々プレゼントを用意する!(たとえば先着何名オリジナル壁紙プレゼント!)
こう思い返してみると、今のウェブサイトに必要なことと変わらない部分が結構ありますね。
いろいろ実践してみて、情報を発信するごとに反応も増えて「こんなものが以外と人気だな」とか、「制作中の写真載せると反応いいな」とかいろいろと勉強になりました。
ただ、こうして試行錯誤して続けていてもまた壁にドーンと当たります!
やってくるのは「飽き」!
もちろん見ている側もしばらくすれば慣れて、他の新しいものに目移りしていくことはあります。
それでも続けてさえいれば、新しい人が見に来る可能性は大いにあります。
そうではなくて私が当たった壁は、見ている側ではなく“作り手が飽きる事!”。
これって結構アルアルな話で、更新のペースや、反応などのタイミング&頻度が自分に合っていないと続かないんですよね。
だから“ホームページとか持てばいい”“ブログとか書いとけばいい”って話でもないのです。
次回は“どうやったら飽きないか”について書きたいと思います。
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