話題のデジタルアート「チームラボ」を観てきた
- MMM
- 2016年11月19日
- 読了時間: 3分

茨城県北芸術祭の会期も残りわずかとなり、これだけは見逃せないと思っていた、今押しも押されぬ勢いの「チームラボ」の展示を五浦美術館で観てきました。
「未来の遊園地」や今年大盛況だった「DMMプラネッツ」も見逃してしまったので、今回の茨城県北芸術祭での展示は嬉しい限りです。 会場はたくさんの来場者でにぎわっていました。
入場して最初の作品。 ガラス皿を動かすとそこからふわっと花が咲き始めます。 自分で動かしたり、誰かが動かして咲き始めた花を眺めたり、幻想的な世界が拡がります。

木の根から植物が芽を吹き成長し、増殖していく作品。
途中絵の中を飛び回っていた蝶が突然絵の外に飛び出してきたのには驚きました。 作品も素敵ですが蝶を追い回す双子の姿がかわいくてみとれてしまいました。


枯れ木が次第に芽吹き花が付き、四季の移り変わりを感じられる作品。
成長しながら360度回転しつづけています。
他の作品もそうなのですが、写実で緻密に描かれているうえに動いてさらに回転するので、もしアニメーション的な手法で作られているのならば一体何コマ描いたのだろう?それはもう気の遠くなるような作業だったのではないだろうかと思います。
それとも360度で撮影した映像を絵画のように加工しているのだろうか? ホームページを見てみましたが制作方法まではわかりませんでした。

壁に出現した文字に触れると、その文字のイメージに合った映像が展開する、今回の展示の中でもっとも遊べる作品。
自分でもちょっと触ってみましたが、子供たちが我先にとタッチしてくれるのでぼーっとしてても楽しめます。子供たちおおはしゃぎの図。
その他、かの有名は若冲の屏風絵をデジタルアート化した作品や、壮大はアニメーション作品など、展数は少ないもののひとつひとつ見ごたえはたっぷりといった印象でした。
見終わった感想として、動かない作品がひとつもない これまでの絵画イコール”静”のイメージを覆す展覧会だったと思います。 そして触れることで作品が変容したり、鑑賞者の影をセンサーで感知して作品の動きが変わるなど、鑑賞者が作品に介入できるのが最大の魅力ではないかと思いました。
これらの壮大な作品をどうやってつくっているのかと舞台裏に興味がわきますが、チームラボには400人ものクリエイターや技術者が居るそうです。 採用の条件が「おたくであること」だそうで、吹き出しそうになりますが妙に納得もしてしまいます。

帰宅してHPでこれまでの作品群をみていたら夢のようなファンタスティックワールドが広がっていて、過去の展示会を見逃してしまったことをひどく後悔したのでした。
出典 https://www.team-lab.net/jp/art/