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つれづれなるままに美術館へ 2017年秋編 ~ 国宝の美しさに酔いしれる ~

  • K
  • 2017年10月31日
  • 読了時間: 3分

行ってきました!京都国立博物館で開催中の『国宝展』!

雪舟の国宝6点がひとつの展示室に集結するという、夢のような、奇跡のような展示をどうしても観ておきたかったのです。きっとこんなことないかもしれませんから…。

10月3日~11月26日までの会期は4つにわかれていて、それぞれ展示内容が変わります。いまは第Ⅲ期。源頼朝の肖像と言われる『神護寺三像』や「漢委奴国王印」と刻印された『金印』、長谷川等伯親子の障壁画(『桜図』『松林図屏風』)などが展示されています。

毎日混みあっているようで、特に日曜日は館内に入るまでに時間がかかるようです(わたしは最初の日曜日8日に行きましたが、入るまでに30分くらい待ちました)。しかも、じっくり観れば3時間以上かかるようなボリューム。というわけで、これから紅葉も楽しみつつ『国宝展』も観ておきたいという方に向けて、まわり方をご紹介します。

1)日曜日は開館前に

休みの日は訪れる方が多いので、やっぱり開館前にならぶのがよいと思います。京都国立博物館の開館は9:30ですが、予定より早めに開門してくれることもあります。9:00くらいには着いているとよいでしょう。おそらくその時点でも、博物館をぐるりと囲むように長蛇の列が出来ていると思いますが、時間が経つにつれ待ち時間はどんどん長くなりますので、ここはがまん。

2)観たい作品から観る

さまざまな展示がありますが、これは絶対に観たいという作品があれば、そこから観るのがお勧めです。館内は自由にめぐることが出来ますので、順序どおりに観なくても大丈夫。それでも、みなさん順序に従ってしまうので、最初のフロア(3階)は大混雑。でも次のフロアはそれほどでもないということもあります。絵画は2階、仏像や調度品などは1階なので、そちらで観たいものがあれば、先に行ってしまいましょう。

3)おみやげも忘れずに

やっぱり図録ですかね。尾形光琳の『杜若図屏風』に「国宝」と書いてある重厚感。実際、かなりずっしりな重量感。このあとこれを持って京都散策をするのはいいトレーニングになりそう…。

でも、こんなに国宝がまとまった図録はなかなかないので、ぜひ手に入れておきたいところです。観られない作品もありますからね。

もうひとつ注目なのが、『風神雷神図屏風』の風神と雷神、『慧可断臂図』に描かれた達磨、快慶の不動明王坐像、縄文のビーナスがかわいいイラストになったグッズ。

こちらはてぬぐい。このイラストのトートバックや付箋もあります。

4)フォトスポットも用意されています

観終わって外に出たら、フォトスポットで記念撮影。角度によっては、京都タワーとともに風神雷神と一緒に写真が撮れたり、達磨さんの顔ハメ写真が撮れたりします。こちらもお忘れなく。

「国宝」は、日本で生まれた作品を未来に遺していくために作られた制度。複製技術の進化とともに、本物を目にする機会はこれから少なくなってくることと思います。もちろんレプリカで作品を知る(情報を得る)ことは出来ますが、「本物」と向き合ったときに感じる「オーラ(アウラ)」は「本物」でしか味わえない特別なもの。そんな日本の宝が勢揃いしていますので、色づき始めたもみじを愛でながら、京都を歩くのもよいかと思います。ぜひ。

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